プレビューコールの使い方と活用方法を再確認
前回は、プレディクティブコールの特徴についてご紹介しました。
今回は、もう一つのアウトバウンドの架電方法の1つである、「プレビュー(クリック)コール」についてご説明したいと思います。
「プレビューコールの使い方」と言っても特別な操作は必要ないのですが、念のためのご説明とどの様なシーンで使うと効果的か、具体例をご紹介したいと思います。
目次
- プレビュー(クリック)コールとは
- プレビューコール活用法①CRM(顧客管理システム)との連携
- プレビューコール活用法②既存顧客への連絡
- プレビューコール活用法③後追いのコール
- プレビュー(クリック)コールに対応しているシステム
- まとめ
プレビュー(クリック)コールとは
プレビュー(クリック)コールとは、システムに登録された顧客情報を画面上に表示させ、「発信」ボタンや電話番号のリンクを押すなどして1件1件発信する方法です。
プレディクティブコールと比べると効率は落ちますが、顧客情報を確認しながらオペレーターが手動で発信するため、以下のような効果が期待できます。
オペレーターは顧客情報を頭に入れたうえで発信するので、顧客に合わせたきめ細やかな対応ができる
オペレーターのタイミングで発信するので、心理的負担が少ない
など
プレビューコール活用法①CRM(顧客管理システム)との連携
コールセンターシステムとCRM(顧客管理システム)を連携させ、CRMの画面からプレビューコールを行うことができます。
Salesforceやkintoneなど使い慣れたシステムから発信できるので、オペレーションを大きく変える必要がありません。
顧客対応が終わった後も対応結果をCRMに入力すれば良いので、ストレスがありません。
プレビューコール活用法②既存顧客への連絡
プレディクティブコールは相手と繋がった時に初めて顧客情報が表示されますが、プレビューコールは事前に顧客情報を確認した上で発信ができます。
そのため、すでに契約(取引)がある既存顧客に対する発信業務に適しています。 例えば、以下のような場合での利用が想定されます。
前回の注文から期間があいているので、状況確認のために連絡
新しいキャンペーンが始まったので、告知のために連絡
など
プレビューコール活用法③後追いのコール
プレディクティブコールとプレビューコールを組み合わせて電話を使った効果的な営業ができます。
実施例 1. プレディクティブコールで発信する。 ↓ 2. プレディクティブコールで繋がった顧客もしくは着信履歴を見て折り返ししてきた顧客に対し1次受けのオペレーターが対応する。 ↓ 3.見込み客のみ2次受けのオペレーターがプレビュー発信で連絡する。
これは一例ですが、コールセンターシステムを使えば、プレディクティブとプレビューの特性を生かして効率的に営業活動することができます。
プレビュー(クリック)コールに対応しているシステム
クラウド型コールセンターシステム Voiper
低価格・多機能のクラウド型コールセンターシステムです。 Salesforceとも連携可能、また電話回線(AliveLine)も提供しているので便利ですね。
クラウド型コールセンターシステム BlueBean
プレディクティブコール、プレビューコールに対応。 多数の外部システム(Salesforce、Kintone、楽テル、Zohoなど)と連携可能。
クラウド型 IP-PBX / コールセンターシステム
Qumo-P コールセンター IP-PBX機能にCTI機能、コールセンター機能を有しています。2,000席まで対応可能なので、大規模なセンターにとっては助かりますね。
まとめ
今回は、プレビューコール機能についてご紹介しました。
コールセンターシステムには必ずと言っていい程ついている基本機能ですが、使い方次第で活用方法はいろいろあります。
うまく使いこなして、貴社の業務に役立ててくださいね。