在宅コールセンターで必要なものは?
前回は、コールセンターのBCP対策についてご紹介しました。
今回は、在宅でコールセンター業務を行うために必要なものについてご紹介したいと思います。
現在、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の影響で、テレワークの実施が推奨されています。 では、実際にテレワークする際、何を準備すれば良いのでしょうか。
実は、私自身が在宅で電話業務を行っていた経験があるんです。 今回は、私が在宅で仕事をした時の経験も踏まえて、ご紹介したいと思います。
目次
在宅でコールセンター業務ができる?
みなさんは、在宅でお仕事をしたことはありますか? エンジニアやライターなどの職種では、リモートワークされている方も見かける機会があるのではないでしょうか。
しかし、コールセンターで行われるような電話を使ったお仕事を自宅で行うのは難しいのでは?と思われるかもしれません。 でも、実際には在宅勤務のコールセンター業務と言うのは存在します。 数は多くありませんが、有名なところだと某大手通販サイトのカスタマーサポート職は、在宅勤務で募集されています。 その他にも、よく探して見ると在宅OKの電話業務は意外とあるものです。
コールセンターは慢性的な人手不足と言われていますし、IT技術が発達したことで在宅でコールセンター業務を行う事が可能になったんですね!
在宅でコールセンター業務を行うために必要なもの
では、在宅でコールセンター業務を行うためには、何が必要なのでしょうか。
<準備が必要なもの>
パソコン
インターネット環境→光回線で有線接続が推奨されているケースが多いようです。(音声通話するため、有線の方が途切れにくいため。)
ヘッドセット→通話する際に使用します。
電話→ソフトフォンをパソコンにインストールする、もしくはIP電話機を準備します。
電話番号→発信・受電に使用します。電話機やソフトフォンに設定することで使用できます。ただ、これだと電話はできますがコールの配分など複雑な動作は行えないため、コールセンター業務を行う場合はコールセンターシステムの準備が必要になると思います。
周囲の音が入らない静かな環境→ペットや家族の声などが入ってしまうと、困りますね。
作業用のデスク・イス→長時間座って作業するので、疲れにくいものを準備すると良いと思います。
<あると便利なもの>
クラウド型のコールセンターシステム →外線通話、内線通話、コールをオペレーターに配分する機能、リアルタイムモニタ機能などがあり、コールセンターの環境をそのまま自宅で再現できます。 また、クラウド型のシステムならどこでも業務開始できます。
チャット→社内のメンバー同士で連絡を取り合う時に使います。
WEB会議システム→打ち合わせなど、顔を合わせたコミュニケーションを取りたい時に使用します。
ディスプレイモニター→特にノートパソコンを使う場合は、画面が小さいので別にディスプレイがあると便利です。
<その他、状況に応じて準備が必要なもの>
- セキュリティ対策→業務内容によっては、在宅勤務用のシステム(パソコンのカメラで勤務状態を撮影する、定期的にスクリーンショットを撮るなど)があると良いでしょう。
これだけ揃えるとなると、気になるのが費用ですよね。 厚生労働省は、「新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコースの助成」と言うことで、支援を行っているようです。
興味のある方は、詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
クラウド型のコールセンターシステム
クラウド型のシステムがあれば、在宅でもコールセンター業務を行うことができます。 以下に、クラウド型のコールセンターシステムをご紹介します。
まとめ
今回は、コールセンターのテレワークについてご紹介しました。 社会が早く元の状態に戻って欲しいことは前提としてありますが、今回の事をきっかけにあらゆる分野でテレワークが当たり前になり、様々な働き方を選べるようになって欲しいと思います。